注意すること

白い肌

アトピー性皮膚炎とは、炎症やそれに伴う痒みがたびたび発生する病気です。
治ってきても、痒さのあまり掻いてしまい、そこから再び炎症を起こしてしまいます。
これを繰り返しているうちに、肌は衰えて色合いが悪くなりますし、傷跡も多く残り、見た目が悪くなってしまいます。
アトピー性皮膚炎は、遺伝や体質が原因のひとつですが、治療で改善していくことが可能です。
治療は、薬で炎症を抑えつつ、生活や食べ物を変えるという方法になります。
たとえば睡眠不足が続いたり、糖分や脂肪分の多い食事を続けていたりすると、体の免疫機能が下がって痒みが強くなってしまいます。
ところが生活習慣を整えたりバランスの良い食事をとったりすることで、痒みは少なくなりますし、薬によって炎症はどんどんおさまっていきます。
掻いて再び炎症を起こしてしまうことがないので、肌の状態は徐々に良くなっていくわけです。

アトピー性皮膚炎の人の肌は、もろい状態になっているため、外からの刺激を受けやすいです。
たとえば湿気が多い日には湿気が、乾燥している日には乾燥が、それぞれ肌を刺激して、痒みを生じさせてしまうのです。
その他、ハウスダストやカビも刺激となりますし、それを除去するために洗剤を使って掃除をすると、その洗剤がまた刺激となってしまいます。
とはいえ掃除をしなければハウスダストもカビも増え続ける一方です。
そのため昨今では、アトピー性皮膚炎の人でも安心して使用できる低刺激の洗剤も多く販売されるようになってきています。
洗剤だけでなく、石鹸やシャンプーなども、肌に刺激を与えにくい植物性の成分で作られているものが増えています。
こういったものが普及すればするほど、掻かないことによる治療でアトピー性皮膚炎を改善できる人が増えていくと考えられています。